スタジオ・リバース、勘違いのない丁寧な説明を

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「ボクたちワタシたちのサクセスストーリー」

スタジオ・リバース、勘違いのない丁寧な説明を

2017年09月06日

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ボクたちワタシたちのサクセスストーリー

成功に至るまでには必ず苦労や失敗がある。リユース事業に関わる人たちはどんな経験をし、どんな成功を手にしてきたか。普段なかなか語られる機会のないサクセスストーリーについて、今回は「FULL UP」と「スタジオ・リバース」の2社を取材。

出張サービス、高齢者からの信頼厚く

スタジオ・リバース 鈴木英志店長スタジオ・リバース 鈴木英志店長

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「持って行ってもらえれば助かります」。

マジカル・スペース(東京都大田区)が運営するスタジオ・リバースは、地域密着の総合リユース店。高齢者世帯からの依頼で出張買取に出向くことも頻繁だ。

出張先で査定をしていると、中古品として取扱いができそうなものでも、コストを考慮すると買取りに値が付けられない物にもよく出くわす。

「それで、お金のほうはどうなりますか」。

無料引取りで話が付いたはずが、最後になってお金の話を持ち出されることも多かった。丁寧に説明をしても勘違いが生まれやすい。帰り際に説明をし直すのはまだしも、後日になって引取った物を返却する羽目に遭ったこともあった。10年ほど前は、毎週のようにこんな出来事が起こっていた。

店舗外観店舗外観

こう成功!

「"持って行ってもらえれば"というお客様の言葉を鵜呑みにしないことです」。

今ではお客の言葉を受けるだけでなく、必ず自ら説明を付け加えたり、確認したりすることを徹底している。例えば、値が付く物と付かない物をそれぞれ山に分け、しっかりと指差し確認をしている。また、こちらの説明に対して「はい、はい」と答えるだけの人は聞いているようで理解できていない場合が多い。とくに無料引取りの際には、同じことを3、4回は説明している。

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422号(2017/08/25発行)15面

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