イーレディー、越境EC、他社出品開始
2017年09月15日
英・独・中・韓など多言語化
ブランド品買取販売や真贋判定支援を行うイーレディー(東京都港区)が、自社の国内外対応ECサイトを他社出品も可能なECモールにリニューアルした。
グローバゾーンの英語版トップページ
今月から10〜20社が順次、ブランド品・時計の出品を開始する。自社商品も含め、「1年後には少なくとも年間100億円の流通額を目指す」(塩谷剛COO)。
ECモールの名称は「eLADY GLOBAZONE(イーレディーグローバゾーン)」。現在日本語・英語版があり、今後は中国語、ドイツ語、韓国語等に対応可能となる。既に「月間で億単位の流通額」(塩谷COO)がある。国内から簡単に世界へ売るための販路として、他社にも活用してもらいたい考えだ。
同モールの強みは、単に商品を海外に露出できるECではなく、高回転で売れるモールに成長している点だ。出品商品には同社基準の「全品本物保証」を付け信頼感を訴求。更に海外向けマーケティングも実施し、世界で知名度を高めている。
「海外の大手ブランド品EC約10社とも提携が決まっており、そちら経由でも売れます。ブランド品を海外に売るための強力な販路になるでしょう」(塩谷COO)
また売れた商品は同社の倉庫に送れば、その後の海外発送を代行する。専門スタッフによるカスタマーサポートも約15ヵ国語に対応可能だ。決済は円建てのため為替リスクも避けられる。これらのサポートを含め、手数料は売れた商品金額の10%のみ。
なおグローバゾーンへ出品を行うには、同社グループ企業が提供するECモールへの一括出品システム「LISUTO!」を導入する必要がある。これを使えば自動的にグローバゾーンに出品される仕組みだ。
イーレディー 塩谷剛執行役員COO
423号(2017/09/10発行)5面