成功を収めているところには必ず理由がある。商品ディスプレイ、メンテナンス、会員特典...事業の運営において様々な工夫を凝らしている企業・店舗を訪問。今回はリサイクルショップ、理美容機器買取・販売などの4社をレポートする。
「オーナーとババ抜き」ユニークなスタンプカードを導入
子供服・子供用品リサイクルショップのOSAGARI(千葉県千葉市)は5月、同市花見川区に店舗を移転。現在、ユニークなスタンプカードシステムを導入している。
可愛らしいデザインの椅子が置かれている店先
1000円の購入でスタンプ1個。カード会員になった人はグリーン色のカードから始まり、スタンプ10個まで貯められる。同店はスタンプをコンプリートしたお客に特典を用意しているが、その内容がユニークだ。「500円クーポンをかけて、ガチのババ抜き対決」。これはあくまで一例であり、いくつかある特典の中からお客が一つ選べる。
同店はこれまでヤフオク!によるインターネット販売が中心だったが、実店舗販売を現在強化中。その一環で、お客とスタッフとの距離を近づけようと今回のスタンプカードを考案した。
特典は他にも、「オーナー宅で育てたメダカのプレゼント」、「店頭やネット販売でのモデルができる権利」、「店舗内装にサインができる権利」などユニークなものばかり。「これから会員を増やしていきたい」と西川幸徹代表は語る。
スタンプを貯めていくことで、グリーン、シルバー(スタンプ20個分)、ゴールド(スタンプ30個分)、ブラック(スタンプ30個分)の順でカードの色が変わり、コンプリートした際の特典内容もどんどんグレードアップされていく仕組みだ。
OSAGARI 西川幸徹代表(似顔絵)
423号(2017/09/10発行)13面