着楽堂(東京都立川市)、「#バティック振り袖」で閲覧6000件の反応
2018年02月20日
SNSに何書く?
老若男女、SNSを見る事が当たり前になりつつある昨今。今回SNSを活用し、運営しているお店を取材した。
新品とリユース着物店の着楽堂(東京都立川市)では、Twitterを使用。ある時、「#バティック振り袖」とハッシュタグ付きで投稿した所、6000件程の反応があったという。
反響があったTwitterページ
「バティック振袖は、今まで投稿していた着物と比較すると、柄が華やかで綺麗な為〝インスタ映え〟したからではないか」と、平野美子店主は言う。バティック振袖は、東南アジア(インドネシア)絹100%で作られており〝ろうけつ染め〟の独特の風合いが特徴。
同店では、#(ハッシュタグ)を積極的に利用。1度の投稿につき、1個~2個付ける。
Twitterの閲覧履歴は、アカウント設定欄にあるアナリティクスで確認している。どれだけの人が投稿を閲覧したか反応が見ることができるページがあり、そこで詳細を確認する。
PC版Twitter。アナリティクスの表示は赤枠の箇所
投稿回数は、1日1回、多い時でも2回。写真の枚数は1枚、多い時でも2枚。投稿時に気を付けている事は、例外もあるが2点ある。一目で着物の全体像が見える事、日本の技術が前面に表れている物を選別して投稿している事だ。
投稿文章は、Twitterの制限文字数ギリギリまで埋めている。着物は、一般のお客が聞き慣れない用語がある。その為、着物の知識の無い初めて投稿を見た人にもわかりやすく、噛み砕いて説明するためだ。
Twitterを使用しはじめたきっかけは、平野氏の着物の着付けの教え子とのやり取り。「LINEを使用して連絡を取りたい」と依頼があり、旧式の携帯電話からスマートフォンへ変更したという。その時にTwitterの存在を知り、現在は使いこなしている。「Twitterは気軽に発信でき、着物を求めているお客以外の人からも反応があって面白い」(平野美子店主)
#ハッシュタグとは?
半角のシャープに続けてキーワードを入力し、関心のある人に呼び掛ける仕組み。Twitterのある1人のユーザーが提案し、ローカルルールで広まった後、Twitterが公式でサポートを始めた。後にフェイスブック、インスタグラムに広まったという。
着楽堂 平野美子店主
433号(2018/02/10発行)13面