人が集まるところには必ず理由がある。どんな工夫を凝らしているのか。今回は新品と古着販売店などをレポートする。
余り布で作成したショップバッグ
カントリー調の古着を多く取り扱うgREEN DOT PAL店(東京都杉並区)では、店員が店内でメンテナンスしている。お客がいない合間を利用し、お直しやアイロン仕上げ、洗濯をおこなっているという。
多い時は1日10着前後直している。売れた商品の数だけ店内に補充する為、日により直し枚数は異なる。
自分達で手掛けることで、古着への造詣がより深まり、知識や技能を高め合えるという。
メンテナンスには、工程がいくつかある。バイヤーから届く荷物を都度開封し、ダメージの有無を確認。それから、ダメージの有る物と無い物を仕分ける。ダメージがある物は、直しの袋へ入れる。ダメージは無く、シミ・ヨゴレがある物は、洗濯にかける。
「古着屋さんは、服飾学校に通っていないと働けないと思っていました。社内の先輩から直しの方法を教えて貰ったおかげで、技能を上げる事ができました」(野上麻衣店員)。
一度技能を覚えると他の直しにも応用がきく。覚えて活用する事が面白い為、難しい事も楽しく取り組んでいるという。
ダメージの酷い物は、丈を大きく切ってしまう。その余り布を使用し、お客に商品を包む袋にリメイク。同店は状態の良い古着を買い付ける様、心がけている。
gREEN DOT 野上麻衣店員
DATA
住 所 東京都杉並区
立 地 商店街
タイプ ブランド古着
売り場 10坪
客 層 10〜30代女性
住 所 東京都杉並区
立 地 商店街
タイプ ブランド古着
売り場 10坪
客 層 10〜30代女性
435号(2018/03/10発行)13面