メルカリ 修理して出品する人が増加
2018年09月14日
「フリマアプリ利用者における消費行動の変化」結果報告②
修理して出品する人が増加
メルカリが全国のフリマアプリ利用者1032名を対象に実施した同調査で特筆すべきなのが、利用者の大きな意識の変化だ。全体の42.5%が「修理が必要だがまだ使えるモノを修理して出品してみたい」という意向を持っていることが分かった。
この傾向は特に20代では51.9%と過半数を超えており、30代で43.4%、40代で39.1%と続く。その理由として「修理した方が高く売れるから」(65.1%)、「修理した方が買った人が喜ぶと思うから(36.7%)、「修理した方が早く売れるから」(28.9%)という声が挙げられる。
若者は中古品への抵抗が特に薄れていることがわかった。同調査の監修を務める慶應大学准教授の山本晶氏は「調査では『モノを大事にするようになった』『リサイクルを意識するようになった』という回答が数多く寄せられました。循環型社会が実現しつつあります」とコメントした。フリマアプリの登場はリペアなど周辺市場に新たると考えられる。
第447号(2018/09/10発行)5面