遺品整理のLifeTie 在宅療養者向けにお片づけ、訪問薬局と提携で

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遺品整理のLifeTie 在宅療養者向けにお片づけ、訪問薬局と提携で

2018年09月29日

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5-B①.png▲同社のホームページ

在宅療養者向けにお片づけ
訪問薬局と提携で

遺品整理・生前整理事業を行うLifeTie(神奈川県川崎市)が訪問型薬局「まんまる薬局」を運営するhitotofromと業務提携し、在宅療養者向けのお片づけサービスの満足度向上へ乗り出した。LifeTieは自力で住宅環境を整理できない高齢者向けの整理・清掃サービス「環境福祉整理」を展開している。


今回の提携を通じ、住宅整理のノウハウを持つLifeTieが発見した残薬(処方された薬品の飲み残し)ををまんまる薬局が適切に処分し、処方調整する。提携を通じ、まんまる薬局は、認知症患者を始めとした高齢者の 薬剤管理のサポートをより円滑に行えるようになる。LifeTieも新規案件の受注につながることを期待する。住宅環境を整理することは介護を行うケアマネ ージャーの仕事環境を改善でき、サービスの質向上に貢献できるためだ。


提携の背景には、高齢化社会による医療費の増大もある。「処方された薬品を飲み残す『残薬』による医療費は年間500億円に達しています。医療財政の観点からも重要な課題だと考えています。この解決に役立っていけれあば」(岩本大輝代表)。


LifeTieは1月に株式会社化したばかり。「他社がやらないことで差別化を図る」(岩本代表)。今回の提携のほか、和光葬儀社が提供する、省スペースでの納骨、手元供養が可能な「納骨位牌」の販売権を獲得。遺品整理の際の仏壇の処分省スペース化の希望に応える体制を作っている。

aa.jpg▲岩本大輝代表

第448号(2018/09/25発行)5面

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