《携帯&スマホAtoZ 第78回》中古市場では手のひらサイズのSE人気に?
2018年10月18日
第78回 中古市場では手のひらサイズのSE人気に?
もはや秋の風物詩となった毎年9月の新iPhone発売。今年は9月21日にiPhone XSとiPhone XS Maxが発売、iPhone XRは10月26日発売予定になっています。各機種のスペックや発売価格に関しては他のメディアにお任せして、当コラムでは中古市場に影響がありそうなポイントに絞りお伝えします。(発売前に執筆している為内容に齟齬がある可能性があります、ご了承下さい)
新iPhoneのディスプレイ大画面化の影響で
中古市場では手のひらサイズのSE人気に?
▲昨年のiPhone Xよりもスペックが向上した新iPhone。販売価格も高くなり購入ハードルもUP
ポイント1:販売価格と実質負担が高い
昨年発売したiPhone Xよりもスペック向上しているため、販売価格もそれに比例して上がっています 。実質負担金は5万円以上になり、価格面での購入ハードルは高くなっています。そのため、新iPhoneの新品もしくは新古品での買取はかなり少なくなると予想されます。それと共に、KDDI(アップグレードプログラムEX)とソフトバンク(半額サポートfor iPhone)でいわゆる4年縛りが利用できます。
iPhone8やXの時もそうでしたが、これらのプログラムは端末下取りが必須なので、将来的に中古市場に入ってくる量が減ってしまう恐れがあります。
ポイント2:中古SEの人気UP?
iPhone XSディスプレイサイズは5.8インチ、XS Maxは6.5インチで、大画面化の流れは続いています 。手のひらサイズ4.0インチのSEは販売終了になるということで、操作しやすいSEは中古で人気が出る可能性があります。
ポイント3:デュアルSIM対応非対応の2種類が発売される
今回の目玉、iPhoneシリーズ初のデュアルSIM版(2枚SIMカードが使える)が中国と香港、マカオのみで発売されます。日本版はシングルSIMでeSIM対応。この違いが中古市場の売買価格にどう影響を与えるか。iPhoneでは前例がないので相場がどうなるか注視したほうがよさそうですね。
ポイント4:バッテリーや防塵防水性能アップ
新iPhoneでは、バッテリーの持ちが旧機種に比べて90分長く持つようになり、防塵防水性能がアップするとのこと。iPhoneのバッテリー交換の頻度が下がる恐れがあります。
新iPhone自体の人気は中古市場に大きく影響を与えるので、人気が出るか確認しましょう。
第449号(2018/010/10発行)10面