《査定のジカン》おもしろ屋、季節変化で価格増減
2018年11月05日
《査定のジカン》
おもしろ屋(おもしろ屋・神奈川県)
今回は、着物を主に出張買取販売しているおもしろ屋に手法を聞いた。
季節変化で価格増減
横浜で月平均30件査定
Q.業態と取扱い商材
横浜で30年経営しているおもしろ屋(神奈川県横浜市)では、着物を主に取り扱っている。着物の他には、80年代のヴィンテージパー ツを用いたアクセサリーや、木製のたんす等がある。店主の齊藤文子氏の御主人が呉服店を2店営んでいたことがあり、20坪ある店舗内の天井まで届く程の着物が揃っている。
▲アンティークや紬がある
Q.取扱い件数
月平均30件。横浜市内の西区、旭区、戸塚区を中心に車を用いて出張買取している。
▲小紋や訪問着など、質感が異なる物もある
Q.査定金額の算出方法
ブランドではなく、着物の材質や質感、流行で決めている。例えば、新品購入時に数十万円と高価な物でも、素材によっては季節の変化で需要が変わるので、買取価格が数千円になる場合もあるという。
買取価格は、季節によって需要が異なるので、お店に来店したお客と会話をし、その声を頼りに決めている。来店したお客と「今、着物はどんな柄や色が人気だと思いますか?」等、世間話を交え、需要に合わせて価格を決定していくという。
Q.商品知識のつけ方
「生地を識別するマニュアル等は、特にありません。様々な種類の着物の生地を直接触り、指の感覚で覚える事を心掛けています 」(齊藤文子店主)。また、お客から商品知識を付ける方法を質問されることがある。
その際は「三越や伊勢丹等の百貨店の着物売り場に行くと、材質の良い商品が揃っています。実際に触ってみると、素材の違いがわかりやすいですよ」と話す。
▲ヴィンテージパーツを用いたアクセサリーもある
会社概要
店名:着物リサイクルおもしろ屋
所在地:神奈川県横浜市
事業内容:横浜で創業30年、着物を中心に出張買取と店舗にて販売している。
着物、洋服、コスチュームジュエリー、ヴィンテージ雑貨等、取り扱っている。
第450号(2018/010/25発行)15面