《全国ダーツの旅☆奈良県》男性客を救った企業マッチング

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《全国ダーツの旅☆奈良県》男性客を救った企業マッチング

2018年12月09日

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リサイクル通信 全国ダーツの旅

~奈良県 編~

ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー

19-p1.jpg▲佐々木良友代表は、遺品整理士、生前整理アドバイザー、事件現場特殊清掃士などの資格を保有。障害者支援など社会貢献活動にも取り組んでいる

古紙屋敷の片付費用を大幅削減
男性客を救った企業マッチング

ファイナルセレクトが運営するかたづけ隊おたすけマックス(奈良県奈良市)は出張買取、生前・遺品整理などを手がけるリユースショップだ。その最大の特徴は提案型の営業にある。お客の予算と実際にかかる費用が乖離することが多いので、お客が仕分けしてくれたらいくら、一緒に運んでくれたらいくらなど、費用を削減する方法を3パターンの見積を作って提案しているのだ。その結果、他社見積の約4分の1の料金を実現したケー スもあるという。


そのお客は戸建に一人で住む60代の男性で、膨大な量の新聞・雑誌・本などを溜め込んでいた。ある日、テレビでゴミ屋敷の特集を見て、自分の家も「古紙屋敷」だと気づき、紙物の処分を決意した。だが、予算35万円に対し、他社の見積は120万円。困った男性はインターネットで同店の口コミを読んで連絡してきた。


現場を見た佐々木良友代表は100万でも高くないと思ったが、何とか助けたいと考えた。そこで古紙回収業者に古紙を無料で提供する代わりに全て引き取ってくれないかと持ちかけ、交渉が成立。スタッフ3人が4日かけて紙物を古紙回収業者のトラック3台に積み込み、最後は空っぽになった家をピカピカになるまで掃除した。男性は綺麗になった我が家を見てビックリし、大感激したという。

19-p2.jpeg▲お客の信頼獲得のため、見積時の現場訪問はスーツで、作業は制服で行っている

第452号(2018/11/25発行)19面

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