Anyble、二次流通市場形成に貢献
2019年03月12日
▲製造業の倉庫に眠る機器を有効に活用
中古計測サイトが一新
二次流通市場形成に貢献
中古計測器・測定器の売買を行うB2B向けオンラインマーケットプレイス「Ekuipp(エクイップ)」を運営するAnyble(東京都町田市)は1月31日、4月にリニューアルオープン予定の同サイト上で、事前アカウントの登録及び出品限定登録を開始した。昨年10月に資本業務提携を行った中古家電リユース業の浜屋(埼玉県東松山市)との共同発表であり、工場に眠る中古機器や部品の流動化と二次流通市場の形成を加速させる。
Ekuippは中古品の探し手を見つけることに特化しているため、新商品への買い替えを促したいメーカーにとっての営業ツールになり得る。リースアップ品も扱うことから、製品の処分に悩むリース会社にとってもメリットを持つシステム。サイトリニューアルの狙いは製品の出品数を増やすことだ。商品の値付けをサポートするアルゴリズム、売買マッチング機能や通知機能、見積書・注文書・検収書発行機能などを強化。
まず浜屋の代理店コードを持つ工場のみを登録の対象とし、出品点数1000点の確保を目標とする。「中古となっても日本製品の品質はきわめて高い。現段階では日本企業同士を結ぶシステムだが、1年後には需要の大きな東南アジア向けの販売も手がけていく予定だ」(松本悠利社長)。
第459号(2019/03/10発行)3面