MODALAVA×BloomScheme、3D試着アバターを導入
2019年03月24日
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MODALAVA×BloomScheme
3D試着アバター導入 1着1秒衣服選び手軽に
▲MODALAVA 桂茉利子CEO
▲ブルームスキーム 中里裕史CEO
ファッション好きのための古着売買サイトを運営するMODALAVA(東京都港区)が、3Dアバターで試着できるサービスを開始した。導入するのはブルームスキーム(東京都渋谷区)の提供する「Kimakuri」。自分の顔と体型に合ったアバターを活用した仮想試着を通じ、ユーザーがより手軽に、多くの衣服を選択する機会を創出する。
「Kimakuri」の専用のスマホアプリで自分の顔をスキャンすると、自動で3Dモデルが作成される。その後ウエストや手首の太さなど10項目に分類された数値を入力すると、自分の顔と体型を再現したアバターが3Dで再現される仕組みだ。これにより、ECサイト上で気になった衣服を即、自分のアバターに試着させることができるようになる。
サイズ感だけでなく、自分の顔と合わせてイメージできる点が特徴だ。またSNS機能が付属しており、試着したアバターをアプリ内で公開すれば、他のユーザーからのコメントを受け付けることもできる。ファッション雑誌では自分の顔や体型に似合うかどうかわからない。店舗で試着するのは面倒だし時間がかかる、といったストレスの解決に役立てる。試着用の衣服は専用の機器を用いて3Dスキャンする必要がある。
2月時点で一着あたり30分ほどかかるが、今後の改善を通じてより短くなる見通しだ。2月時点ではクローズドベータ版だが、近くオープンベータ版をリリースし、導入企業を募っていく。MODALAVAは、画像投稿アプリインスタグラムにユーザーが指定のハッシュタグを含む商品情報テンプレート を投稿するだけで出品できる、独自のフリマプラットフォームを展開している。インスタグラムを介することで、インフルエンサー(フォロワー数の多い人気投稿者)が販売する衣服やコーディネートを購入したり、ユーザー同士のコミュニケーションをシームレスに楽しむことができる。洋服にまつわる想いやストーリーを共有するリアルイベントも主催する。
▲リアルイベント「Open Closet Market」の様子
第459号(2019/03/10発行)9面