ウェイブダッシュ、個人間取引のお金を「アズカリ」 SNS売買での安心感訴求
2020年02月11日
『アズカリ(運営:ウェイブダッシュ、東京都千代田区)』は個人間の金銭取引を仲介するサービスだ。SNS上での個人間売買にスポットを当て、流通額は堅調に推移しているという。
ウェイブダッシュはスマホのCtoCサイト「ムスビー」や、チケットのCtoCサイト「チケット流通センター」などを運営。仲介時に行われる金銭授受のノウハウを切り出し、2018年夏より「アズカリ」としてアプリの提供を始めた。アズカリでは、CtoC取引時のトラブルを防ぐために、売り手と買い手で「約束メモ」を交わした後、買い手から一旦料金を預かり、取引が完了した時点で売り手に振り込む形。フリマアプリと流れは同じだ。手数料は売買ともに最大3%で、3000円以下の場合はキャンペーンで無料にしている。
「サービス利用者にインタビューしたところ、メルカリなどで不特定多数に売るのでなく、SNSで繋がるコミュニティに対してアニメグッズやアイドルグッズを売りたいという声がありニーズを感じた」と話すのはアシスタントマネージャーの佐伯朋宏氏。
アシスタントマネージャー 佐伯朋宏氏
また、モノを送る際はネコポスと提携して匿名配送が可能。今後は同一商品を複数人に向けて販売する機能や、コト消費にも使える機能などを増やしていく。
第481号(2020/2/10発行)2面