シンクロキャリア、工具・電材を高単価で買取
2020年05月20日
価格勝負
工具・電材を買取販売する『シンクロキャリア(東京都品川区)』は古物事業を始めて2年で月に約50件を買い取り、顧客は200名近くを数える。買取単価を高めに設定したことが奏功した。
キャッチーなイラストがHPの特徴だ
同社は2年前には月に1~2件ほどしか買取依頼がなかったが、買取単価を小売希望価格の3.5割~4.5割に設定して、徐々に顧客を増やしてきた。今では単発で取引する客の数よりも、複数回取引する客のほうが多くなった。
寺嶋一郎社長は「身軽さ」をウリに買取単価を高く設定したと説明する。「うちは他の業者のように人件費や店舗の固定費などの間接費があまり発生しない。その分を買取価格に上乗せした。一概に高単価とは言えないが、相場で見たら高いほうだと思う」
寺嶋一郎社長
また工具・電材領域に参入した背景はBtoBでの取引がメインと踏んだためだ。他の商材でCと関わるには多くの知識が必要で、競合の数の多さもみて難しいと判断した。
第487号(2020/5/10発行)13面