懐かしい玩具5000点ずらり
2014年02月27日
ミュージアムショップで骨董販売
赤穂玩具博物館(兵庫県赤穂市) は、昔のおもちゃを集めた私設の博物館だ。古民家にノスタルジックな玩具を集めて公開。骨董品を売るミュージアムショップも開設予定だ。
赤穂玩具博物館には「数え切れないがおよそ5000点くらい」(館長・鈴原さん)の懐かしい戦前・戦後のおもちゃが並んでいる。
ブリキのアトムやソフビのオバQに見つめられながら玩具の間をすり抜け、来場者がまず目指すのは2階だ。古民家らしい急な階段を上ってちゃぶ台の並ぶ畳敷きの部屋に入る。ここで「図工の先生宅の買取りで屋根裏から出てきた」(鈴原さん)という紙芝居を楽しむのだ。
「紙芝居士っていうのは本当は飴屋さんだから、毎日3〜4枚しか見せないんですよ。次の日も来てもらわないといけないので」と言うことで来場者も一度に見えるのは3〜4枚。ただし、飴は買わなくていい。クイズに正解すればもらうことができる。さらには、鈴原さんがギターで童謡や荒城の月などを演奏してくれることもある。
将来の愛好家育てる機能も
その後は自由におもちゃを眺めてノスタルジーに浸ることになる。中庭を抜けて裏側の棟に行くと、おもちゃ店やバーを再現した雰囲気たっぷりの空間に出くわす。蓄音機をかけてくれるので、レトロなメロディーが耳に心地いい。
338号(2014/02/25発行)16面