「2025 EVバイク」法規制で「原付」時代が終幕
2025年01月12日
2025年11月に施行される新排出ガス規制により、50cc原付バイク(原付一種)の新車生産が困難となる見通しだ。この規制を背景に、原付ユーザーの買い替え需要を受け止める代替手段として、5つの乗り物に注目したい。
EVバイクへ乗り換え進む!?
新たな選択肢が5つ
中古市場は活性化へ?
特定小型原付は条件を満たせば歩道走行も可能
原付一種は、免許取得の容易さやコストの低さから、高校生の通学や主婦の買物など日常的な移動手段として利用されてきた。今回の規制により新品市場が変容する中、利用者は代替手段を検討することになる。
可能性として挙げられるのは▽中古原付▽新基準原付▽EVバイク▽特定小型原付▽電動アシスト自転車の5つだ。
まず、中古原付の存在感は高まりそうだ。「新品が終売すると、中古がある程度活性化するのでは」と話すのはバイク王&カンパニーのバイクライフプランニング事業部 関連サービスグループ 今村武雄マネージャーだ。排ガス規制後も、原付の中古販売は規制されない。現行の原付1種が実質終売となることで、中古市場における原付の価値が高まるとみる。
第599号(2025/01/10発行)6面