第4回 ビジネスモデル オブ ドンドンダウン
やはり(色んな意味で)超絶ヤバイ!
毎日ピンチ、でも倒産はしたことない!?古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第4回。
買取もドンドン
前回までは、ドンドンダウンのお店のなりたち、特徴をお話ししてきました。んが、実はこれが色んな意味で「チョー絶ヤバいビジネスモデル、ドンドンダウン オン ウエンズデイ」なのです。本来オークションは一般的に値段が「せり上がる」ものですが、ドンドンダウンは「せり下がる」要するに「逆オークション」な訳です。
あなたがもしこのお店の経営者だったらと考えてみてください!「もし、お客さんがほとんど来なかったら?」「もし、全てのお客さんが100円に値段が下がるまで待ち続けたら?」「すべての商品が最終的に100円になってしまったら」・・・。これこそ「グエエー」です。大赤字です。1ヵ月もしないうちに「倒産」です。もし同じビジネスモデルを思いついたとしても「やってみる勇気」ありますか?
ドンドンダウンの販売モデルの概要はこんな感じですが「仕入」にも特徴があります。「毎週水曜日に値段がドンドンダウン」が販売の軸。仕入の軸は「どんな服でもドンドン買取!断りませんドンだけは!」「毎週月曜、木曜買取金額ドンドンアップ!」。
第496号(2020/9/25発行)18面