バリューブックス、図書館再建着々と

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バリューブックス、図書館再建着々と

2014年04月28日

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大学や自治体の不要本換金で

ネット古書買取りのバリューブックス(東京都渋谷区)が手掛ける「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」に、不要本の寄贈が順調に増えている。

家庭や企業、自治体などから送られた本を同社が査定。買取り金額相当分を毎月陸前高田市に送り、図書館再建費用にあてるというもの。2012年6月にスタートし、今年3月末時点で累計117万冊を回収。累計寄付額は約2000万円となった。昨年1年間をみても、コンスタントに月間60〜100万円を寄付していると言う。

本の寄贈が増えたのは、プロジェクト参加団体が増加したため。3月末時点で20大学と2自治体、そのほか学校や慈善団体など63団体と連携している。プロジェクト参加希望の問い合わせが現在も月間5〜10件あると言う。

「今後も連携先を増やし、図書館再建が現実味を帯びるようにしたい。被災地復興の一翼を担えれば」(中村社長)

342号(2014/04/25発行)3面

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