ブランディア、新店舗はSDGsを強く意識 壁面の建材には廃材衣料をリサイクル
2021年09月02日
ブランディアを運営するデファクトスタンダード(東京都大田区)は7月10日、吉祥寺にSDGsを強く意識した新店舗を設置した。壁面の建材「パネコ」により2トンのゴミ削減を実現した。
壁面に古着原料の建材
2tの故繊維を活用
店舗内装。廃棄衣料の活用によりロス削減を目指す
「リユースはSDGsの活動に近い。もっと社会貢献につなげたい」と話したのは、仙頭健一社長だ。同社は2030年までに古着の廃棄をなくす廃棄プロジェクトを掲げる。
新たに開店した吉祥寺駅前店の店舗面積は12坪と狭小だが、壁面を覆うのは廃棄衣料をリサイクルした建材「パネコ」だ。グレーのパネコが1階と2階のフロアの壁のほぼ全てに使用されている。手触りはベニヤ板などに近いが、ほのかに布の感触が残る。
第518号(2021/8/25発行)21面