バリュエンス、21年8月期決算 売上525億円に
2021年10月26日
バリュエンスホールディングス(東京都港区)は10月14日に決算発表を実施。21年8月期は売上高525.1億円で、前年比38.4%増の成長を遂げ増収増益となった。
金相場の落ち着きや時計相場の変化、緊急事態宣言などのマイナス要素を、ネオスタンダードの買収や同社運営の古物市場「スターバイヤーズオークション」オンライン化による会員増加などのプラス要素が大きく上回った。
オークション会員数は前期末の576社から21年8月期は1239社まで増えた。海外企業の参加も増え、現在金額ベースで約4分の1が海外からの落札。
店舗数は国内が前期84店から今期125店舗に、海外は前期2店舗が今期21店舗体制になった。売上総利益は前期比48.4%増の138.4億円、営業利益11.7億円、親会社株主に帰属する純利益は7.3億円だった。またQ4期の海外売上高比率は19.1%と、徐々に海外での売上を伸ばしている。
同社はネオスタンダードを20年9月に傘下に入れており、21年2Qより同社決算に含まれるようになったことで大幅な増収が予測されていた。今後は百貨店などのアライアンス強化、オークションの拡大、海外展開の加速などで成長を続けていく構え。22年8月期は売上643億円、営業利益18億円を目指す。
WEB限定記事