Hedy、越境EC売上10倍 アライドアーキテクツが集客に加わる
2022年05月21日
自社サイトとSNSアプリ内のミニアプリから、中国向け販売を伸ばしているのがヴィンテージブランド店「Hedy」(エディ、運営:ファイヤーワークス・東京都渋谷区)だ。3年で、同店の越境EC売上は10倍と成長著しい。昨年より、中国進出支援を手掛けるアライドアーキテクツ(渋谷区)がエディの集客促進に加わっている。アライド社が5月13日に催したウェビナーでは、エディの施策が紹介された。
Hedy、3年で越境EC売上10倍
中国主要SNSでミニアプリも
WeChatの公式アカウント
エディは2013年に国内向けの自社ECサイトから始まり、後に海外にも拡大。18年には東京・代官山に始めて実店舗を出した。
ECではサイトのほか、中国系SNSのWeChat(以下WC)やアリペイにミニアプリを設けて販売している。本紙が昨年12月にエディへ取材したところ、取扱いは80〜90年代を中心としたシャネル、エルメス、ルイヴィトンなどのヴィンテージバッグが多く、また常時約2000点を扱い、EC月商は2000万円程。
Hedy代官山店
代官山では来店の7割、売上げの5割程を訪日や在日のインバウンド顧客が占めていたが、コロナ感染拡大以降は来客が落ち込んだ。それを境に、創業期から手掛けてきたEC販売への力入れを一段上げ、ECサイトのリニューアル、WCの公式アカウント、WCとアリペイでのミニアプリを次々に構築していった。
第536号(2022/5/25発行)7面