ドンドンアップ【第26回】、ここが肝心!最悪どこまで落ちても大丈夫なのか?Part3

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「倒産1000本ノック」

ドンドンアップ【第26回】、ここが肝心!最悪どこまで落ちても大丈夫なのか?Part3

2022年08月05日

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倒産1000本ノック

毎日ピンチ、でも倒産はしたことない⁉古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第26回。

(前回までのあらすじ:世界中を襲った新型コロナ。未曾有の事態に多くの企業もかつてない危機に直面している。かたや毎月資金ショートしながらも10数年間ピンチを切り抜けてきたドンドン。「ピンチしかチャンスじゃない」と語る岡本社長が、11年前の大ピンチ、東日本大震災の経験から得たこととは...。)

震災支援で無料フリマに咲く笑顔、働くって誇らしい

古着のプロならではの支援

震災から10日位たった頃からでしょうか。日本中から様々な支援物資が届くようになりました。ところが今度はボランティアさんの数も、物資の保管場所も足りなくなってきました。震災直後は、県や自治体から古着の供給の依頼があったのですが、今度は日本中から古着が届いた為、東北各県の体育館等の広い建物が古着の山で一杯になってしまい、逆に県や自治体さんから「手が回らないのでなんとかして欲しい」との依頼が来るようになったのです。

そこでスタッフみんなで集まって企画したこと。古着支援でご縁(5円)と笑顔をつなげよう、「ドンドンドネーション 古着5555トン回収大作戦」でした。阪神淡路大震災では、甚大な被害が出たものの海水での被害は少なかった為、善意で送られた大量の古着が余り、結果的に税金で廃棄されたりと、最悪の結末になったとの意見もありました。

SNSなどにも「古着を被災地に送りつけることはかえって迷惑になる」とか「ましてや古着だなんて」などと言う声もあがりました。しかし、実はここでは3つの大きな問題が見落とされていました。1つ目は、結局「古着の仕分けはプロでないと難しい&設備と施設が必要」、2つ目は、「そもそも古着より新品の洋服の方がいいでしょ」問題。3つ目が肝心なのですが「被災地の方々の必要なものだけを差し上げ、不必要なものは現地から持ち帰る」という問題です。

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第540号(2022/7/25発行)26面

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