生友さんと出会ったのは15年近く前、僕が通っていた関西の骨董店でした。彼はそこで手伝いのような形で働いていました。僕も若かったですが、3つか4つ下の彼はもっと若くて、学生だったかもしれません。僕の父は西宮でオールジャンルのアンティーク店をやっています。いわゆるレトロと言われる物を中心に手がけているのですが、生友さんはその店にもちょくちょく来ていました。年が近く、興味の対象や感覚が似ていることもあって、自然と話をするようになりました。
美的感覚を店舗に活かす
古美術ふじ |
野上古美術店 |
第549号(2022/12/10発行)27面