ヨーロッパを中心にこれまで世界13カ国、1000店舗以上のリサイクルショップを訪れている、フォトグラファーの加藤史人さん。独特のセンスでニッチな商材を発掘して販売。新たなニーズを生み出している(後編)。
魅力的なデザインのエコバッグを発掘
エールフランスのロゴが入った、カンヌ映画祭のエコバッグ。他にも映画祭のバッグを数多く販売した
フランスの大学のエコバッグ。海外のカレッジアイテムと言えば、日本ではアメリカのカレッジロゴの商品が主流だが、英字の太めのフォントのデザインとは明らかに雰囲気が違う。「このエコバッグの大学に留学していたというお客様から『懐かしい』という声もいただいています」(加藤さん)
フォトグラファーとして活動しながら、海外でのリサイクルショップを廻り、ニッチな商材を発掘している加藤史人さん。
今、加藤さんが注目している商材は「エコバッグ」だ。日本では多くの人がエコバッグ(マイバッグ)を持ち歩くようになったが、そうした中「人とは違うエコバッグを持ちたい」と考えている人が一定数いると加藤さんは考えた。
第560号(2023/05/25発行)12面