<ホビー>エーツーが60億超で首位に
2016年07月25日
まんだらけはネット通販で伸び代
中古ホビー部門では、昨年に引き続きエーツーが首位となった。中古ホビー売上高は62.3億円で、前年調査より7.8億円増加した。
エーツーはネット通販の「駿河屋」が強く、ここでの買取販売が好調だ。元々同社は本やゲーム、CD等を扱ってきたが早くからパッケージメディア市場の縮小を見据え、関連の著作権物を扱うECショップ駿河屋を立ち上げた。既に駿河屋ブランドの認知度は高いが、リアル市場でも認知度を高めるべく、実店舗の出店攻勢もかけている。
2位のまんだらけはおもちゃ、アニメ関連書籍・フィギュア、同人誌の売買に強い企業。中古ホビー推定売上高は前期より微増の38.4億円。ここ数年横ばいの状態が続く。
だが同社は昨年春に2000坪以上の通販センター「まんだらけSAHRA(サーラ)」をスタート。国内外への販路拡大・迅速な出荷体制を確立しつつあると発表しており、今後売り上げを大きく伸ばす可能性がある。
396号(2016/07/25発行)11面