コメ兵、売上高34.5%増 業界2位のブックオフを猛追
2023年11月22日
上場リユース企業の2024年3月期第2四半期の業績が出揃った。一部企業が前年を下回ったものの、概ね前年を上回っている。中でもコメ兵ホールディングスの売上高は前年同期比34.5%増と出色の中間決算を迎えた。通期売上高は、ブックオフGHDと同じ1060億円を計画、リユース業界2位を猛追している。
ゲオHD
上期で1000億円超え
衣料・高額品好調で21%増
ゲオホールディングスの2024年3月期第2四半期迄のリユース事業の売上高は、前年同期比21.0%増の1127.9億円となった。上期で1000億円を超えたのは初めてのことだ。主力の衣料・服飾雑貨が32.1%増、ブランド品等のラグジュアリーも47.8%増と成長を牽引した。ただ、メディア系商品のゲームやスマホ・タブレットが横ばいで推移している。
セカンドストリートの国内店舗は今期に入り20店純増し、823店に。今期中には860店に増える見込みで、2029年3月期までに1000店舗を目指す。リユース事業の通期計画値は公開していないものの、2000億円を超える見通しだ。
第572号(2023/11/25発行)11面