「ピアノ＝黒色」常識覆す！？ラッピングサービス「Wrapi（ラピ）」
2023年12月10日
中古ピアノを取り扱うトリイ（滋賀県高島市）は、ピアノの外装にシートを貼りラッピングする新サービス「Wrapi（ラピ）」を始めた。「ピアノは黒色」のイメージから脱却するような、様々な色や柄のオリジナルピアノに生まれ変わっている。
オリジナルデザインに仕上げ
寺院に設置されている。「寺院を意味する波紋の広がり」をテーマに、絵具で書いたデータを変換してシートを仕上げた
同サービスは画像データを基にシートを印刷するため、顧客の要望に応じたデザインに仕上げることが可能だ。スリーエムジャパン社のシートを用いる。ピアノを持つ顧客宅を訪れ、同社が貼る作業を行う。販売ではなく、ピアノの加工サービスとして提供する。価格はアップライトピアノのフルラッピングで、33万円に設定した。
ピアノは屋根や上前板、蓋や下前板など約30個の外装パーツがある。パーツを全て外し、内側も含めシートを貼り組み立ても行う。ピアノをメンテナンスをしてきたノウハウを生かす。シートは強度や耐水性に優れ、傷防止や防水効果も高めることができる。
第573号(2023/12/10発行)15面
