マーケットエンターが上場、売上高5年で20倍

伸びるネット型リユース

ネット型リユースと言われる企業が伸びている。6月17日にマーケットエンタープライズ(東京都墨田区)がマザーズに上場。初日はストップ高で、翌日に4005円の初値が付いた。公開価格の約2.7倍と投資家からの成長への期待の高さが伺える。同社以外にもこうしたモデルの企業が飛躍的な成長を遂げている。

マーケットエンタープライズ(以下ME)は、2006年の設立。複数のウェブサイトを窓口に家電やブランド品、楽器など様々な商品を宅配や出張で買い取り、ヤフオク！や楽天、eBayなどのマーケットプレイスで販売を行っている。主にネットを通じて買い取りや販売を行うことからこうしたモデルは、ネット型リユースと呼ばれている。

同社の2014年6月期の売上高は29.4億円。今期は前年比約40％増の41億円を見込む。設立以来、増収増益を続けており、2009年度の売上高は1.5億円だったが、わずか5年で約20倍にも成長している(グラフ参照)。

370号（2015/06/25発行）1面