ブランド子ども服のOSAGARIは「子ども達の未来に何が残せるか」をビジネスのコンセプトに、木材を使った温かみを大切にした店づくりをしている。今年2月から買取り専門店となったが、コンセプトはそのままに、子育て世代に優しい様々な工夫を凝らしている。
OSAGARIがあるのは千葉県・美浜区の幕張ベイタウン。高層マンションが多く、12歳以下の子どもの数が多いエリアだ。買取りは好調だったが、最寄りの海浜幕張駅から10分ほどと遠いこともあり、今年の2月に買取り専門店としてリニューアルオープンした。今後は業者からの買取りも増やしていきたい考えだ。
買い取った商品はネットオークションで販売(店頭でも購入は可能)。現在、6人のパパやママたちと、障害者就労支援施設が在宅ワークスタッフとして出品業務を行なっている。
何点出品したかで賃金が決まる実績報酬だが、商品が落札されるとキックバックもある。こうしたモチベーションを上げる工夫で、多いスタッフで週80~90点アップしている。
また、半年に1回は出品スタッフ同士が集まり、スキルを高めるための勉強会も開催。今後はこうしたスタッフを15人まで増やしたいと思っている。
北欧の森をイメージ 子ども達と完成
店全体のイメージを「スカンジナビアの森」として、天井には針葉樹のオブジェを配置。これらのオブジェは夏休み中にワークショップを開き、子ども達と一緒に木材をカットし、色を塗って作り上げた
オープン | 2014年8月21日(2016年2月12日、買取り専門店としてリニューアルオープン) |
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取扱い商品 | 子ども服全般 |
スタッフ数 | 5名(常駐1-2名) |
備考 | ●店舗面積/約23坪 ●客単価/2000円 ●月間買取り数/約2000点 |
388号(2016/03/25発行)11面