2014年にハーバード ビジネス スクール出身のチームによって設立されたRebag(リバッグ) は、高級ハンドバッグをはじめ、ジュエリー、腕時計などを扱う中古ラグジュアリーマーケットプレイスだ。当初はハンドバッグのみを扱っていたが、2020年にカテゴリーを拡大した。サービスには買取販売、トレード、委託販売の3種類がある。トレードとはRebagへのアイテムの売却と購入を同社が開発したシステムを使って一度に行えるサービスのことだ。また、米国内に8店舗の小売店を運営しており、2024年秋に新店舗をオープン予定だ。
バッグを即時に認識して査定額を出せるクレアAIに強み
買取販売、交換、委託販売を提供
商品買取の80%はクレアAIがカバー
アメリカRebag(リバッグ)
50を超えるデザイナーズブランドと数万点のアイテムを取り揃えている
Rebagの最大の強みは独自のテクノロジーを有することだ。同社はベンチャーキャピタル投資家から得た資金の一部を使ってクレアテクノロジースイート(Clair Technology Suite)という自社独自の販売テクノロジーを開発した。そのツールにはハンドバッグを即時に認識して価格設定できるクレアAI(Clair AI)という画像認識テクノロジーも搭載されている。ユーザーは、このアプリを使ってバッグの画像をアップロードするだけで、バッグのブランドや型番、リバッグでの査定額を即座に知ることができる。
第590号(2024/08/25発行)26面