メガネがリユース市場で新たな注目を集めている。これまで主に視力矯正のための医療器具として着用していたメガネだが、近年ではファッションアイテムとして購入する層が増加し、コレクター需要も高まっている。ブランド品の買取りや販売を手掛けるビープライス(大阪府大阪市)の玉城貴也社長に、買い取りたいメガネブランドをランキング形式で紹介してもらった。
コレクターのお眼鏡にかなう
出品するとすぐ売れる
少数生産ブランドが1位
1~5位までメガネ専門のブランドがランクインした。5位は福井県鯖江市発祥の国産ブランドである「BJクラシックコレクション」がランクイン。同市は国内外で、高品質なメガネの産地として知られている。近年、ビープライスでは同ブランドの買取点数が増加し、それに伴い販売数も伸びている。クラシカルなデザインが特徴。素材にチタンやセルロイドといった高耐久素材を採用する。
4位はニューヨーク発祥の老舗ブランド「モスコット」。中でも「レムトッシュ」シリーズは太めのフレームが特徴で、サイズ展開が豊富なため顔にフィットしやすい。ハリウッド俳優ジョニー・デップさんが着用したことで世界的に注目を集めた。さらに、俳優の川口春奈さんがユーチューブで購入動画を公開したことが人気を押し上げた要因の一つとも言われている。
3位はロサンゼルス発祥のブランド「オリバーピープルズ」。特にブランドの看板シリーズである「シェルドレイク」が人気で、老若男女問わず支持を集めている。シンプルなデザインでどんなファッションにも合わせやすく、リユース市場でも定番の人気を誇る。特に人気モデルの場合、買取価格が1万円を超えることもある。
第598号(2024/12/25発行)11面