カメラのキタムラ(東京都新宿区)は2024 年12 月から、従業員の身だしなみ基準を見直して、髪色とネイルの色の指定をなくした。個性を尊重した取り組みは従業員に好評で、採用の応募も増えている。
従業員の個性や多様性を尊重
森智子さん
「カメラのキタムラ」執行役員、
店舗事業部 店舗教育部部長「キタムラ」人事部
採用責任者
坂東愛美さん
「キタムラ」
統合マーケティング本部 マーケティング部
マーケティング企画グループ
以前は、髪色は黒か栗色
ネイルは薄いピンク
以前、カメラのキタムラでは、髪色は黒もしくは栗色まで。ネイルの色も薄いピンクまでという基準があった。
同社はカメラの販売・買取り事業の他に、フォトプリントサービス、七五三や成人式の記念写真を撮影する「スタジオマリオ」を運営している。
「客層は赤ちゃんから高齢者までと幅広く、どのお客様にも不快感を与えないことを大前提に、身だしなみの基準を設けていました」と、同社の執行役員で店舗事業部 店舗教育部部長の森智子さん。
第603号(2025/03/10発行)16面