DROPS、ナチュラル古着店で蚤の市

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DROPS、ナチュラル古着店で蚤の市

2015年12月29日

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接客で「お客のワクワク」見つける

レディース向けナチュラル古着に特化し、現在4店舗を展開するDROPS。同社はネット販売で収益を確保し、店舗では売り上げを追わない。お客ととことん向き合い声を吸い上げることに注力。それを元に「お客をワクワクさせる」催しなどを行い、不動の地位を築いている。

DROPS(滋賀県湖南市)

ドロップ東京・自由が丘店には11月26日、開店直後からお客がひっきりなしに訪れていた。

お目当ては「蚤の市」コーナーだ。ヨーロッパから買い付けたブリキの薬缶や分厚い手触りのガラス瓶など、アンティーク雑貨700点を並べて特設コーナーをつくったのだ。2週間の期間限定で展開した初日だった。

同社が専門的に扱っているのは、ジャーナルスタンダードやマーガレット・ハウエルなどナチュラル系の古着だ。リネンやオーガニックコットンのワンピースなどが売れ筋商品にあたる。

ナチュラル系ファッションを好むユーザーは衣類だけでなく、ライフスタイルにおいても「スローライフ(大量消費と反する、ゆったりとした暮らし)」を取り入れているケースが多い。ヨーロッパのアンティークは彼女たちの趣味にぴったりだった。

売上の8割ネット それでも実店重視

同社はこうしたお客を「ワクワクさせる」(佐藤厚史社長)催しやキャンペーンを定期的に開催している。

企画のアイデアは、接客の中から拾い上げる。蚤の市の開催も、佐藤社長が店頭でお客に「ヨーロッパの蚤の市で買い物をするんです」と話をしたことがきっかけだ。楽しそうだと目を輝かせる姿を見て、店舗で再現しようと考えた。

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382号(2015/12/25発行)16面

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