ゴルフ・ドゥ、初の買取専門店、3月に
2017年02月15日
年4店出店に向け調達力強化
中古ゴルフクラブ 大手のゴルフ・ドゥ(埼玉県さいたま市)が3月6日、初となる買取専門店を埼玉・草加にオープンする。
写真はゴルフ・ドゥ!草加店で、ほど近い距離に買取センターを設置する
名称は「ゴルフ・ドゥ!買取センター」。2フロア計30坪の店舗にて、ゴルフクラブの店頭・宅配買取を行う。中古品の調達力を上げ、直営20店の在庫に充てる。特に新規出店に向け、初期在庫を確保する役割が大きいと話す。
同社は来期から年間3〜4店と、ペースを上げて直営店を出したい考え。従来出店の際は、他の直営店からの拠出で初期在庫を用意していた。だが既存店での買取り強化だけでは限界があると見て、買取特化型の店舗オープンに踏み切った。「1店出すにあたり、買取金額ベースで4000万〜5000万円分の在庫は少なくとも必要です。計画通りに出店できるよう、買取センターに注力します」(伊東龍也社長)。
買取センターの約50mの距離に直営の草加店があるが、他店の2倍に匹敵する集客があり買取客も多い。そのお客を同センターに繋ぎ、待たせずに査定することで利便性の向上も図る。
それに加え、買取専門店として展開することで小売・流通業者等からの買取増も狙う。ゴルフ業界では下取りが一般化しているが、「例えば新品小売店さんは捌き先が中々なく、店頭で売ろうにも10〜数十本ほどでは訴求力も不足して滞留しがち。そうした際に当社の買取センターを活用してもらえれば」(伊東社長)。
ゴルフ・ドゥ 伊東龍也社長
409号(2017/02/10発行)4面