篠崎運送、市場へ!催事へ!古書店に嬉しい運送会社
2017年03月31日
市場への出品も対応
書籍に特化した運送会社篠﨑運送(東京都千代田区)が、古書店から重宝されている。古書店向けに、古書会館の運び込みや各市場への出店・出品サービスなども手掛けており、現在古書店からは月間100〜200件の依頼がある。特に古書市場や催事など、大量の古書を運搬する際にニーズがある。神保町の古書会館にも出入りしており、「市場に出す本や、市場で買い付けた本を運送しています。何十年も通っているので、市の会場情報なども常に把握しています」(篠㟢義春代表)。
貴重な古書も丁寧に扱う
その他にも、出張買取時に古書店とお客の自宅まで同行し、買取った本の運送もする。
古書ならではの気づかいも評判だ。
「古書は貴重なものだと1冊数十万や数百万円する上に、一点もの。例えば持ち上げるときに傷まないよう下から抱えたり、雨のひどい日は極力配達を避けるなど細心の注意を払っています」(篠㟢代表)。
店主が年配で運転できない古書店や、数千冊など大量の運送時のニーズが高いと言うが、「古書の束1本から扱っています。手が足りない時など気軽に依頼いただければと思います」(篠㟢代表)。
料金は1〜3本(膝の高さ)、山手線内で1000円〜。
篠﨑運送 篠㟢義春代表
412号(2017/03/25発行)5面