waja、「ラ・ラ・ランド」ドレスコード出社で定着率UP

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waja、「ラ・ラ・ランド」ドレスコード出社で定着率UP

2017年04月05日

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書初め・ハロウィン・日帰り旅行も

「イベントを充実させるようになってから、社内が和やかになったし、スタッフの定着率も年々上がってきたんです」。海外バイヤーが現地で買い付けた新品アパレルのECサイト「WORLDROBE」などを運営するwaja(東京都港区)。「Fashion Charity Project」では、中古品も扱い売上金額を寄付するサービスも行っている。20〜30代女性を中心に約50名が働く同社の社風を取材した。

ハロウィンの仮装ハロウィンの仮装

wajaのブログを覗くと、楽しそうなスタッフの写真と文章が並ぶ。同社では毎月定期的にイベントが開催している。納会はもちろん、新年には書初め、ハロウィン、スタッフ全員の日帰り旅行など。「当社はネット販売が主軸となっているので、スタッフはPCや洋服に向かい黙々と仕事をこなすことが多いんです。そのため社内でコミュニケーションをとり、チーム外の人とも一丸となることが大切だと企画しています」(森静香マネージャー)

組織として全社のコミュニケーション活性化を工夫するようになり、スタッフの定着率も年々上がってきた。

同社の取り組みの特徴は、スタッフ全員が気兼ねなく楽しめるイベントを心がけている点。「スタッフも比較的若いので、個別にプライベートの飲み会も盛んに行われております。チームを超えた関係性が築けています」

イベント

毎月定期的に開催するイベント。wajaの社内イベントは、全スタッフが楽しいと思える配慮がある。例えば業務の一環として業務時間内に組み込み参加するスタッフの拘束時間を考慮したり、小さい子どものいるスタッフに業務時間外のイベントの出席は強制しないなど。そのため「社内イベントはスタッフ全員楽しみにしてくれています。社員がプライベートで開く飲み会も活発にありますね」

多様なイベントに共通するのが、「みんなの前で言葉を発する機会をつくる」こと。自分の考えや仲間の考えを聞くことで親しみを感じ、社内のコミュニケーションを円滑にする狙いがある。

ささる本プレゼント

誕生月のスタッフに対し、おすすめの本をプレゼントする恒例行事。毎月くじ引きでプレゼンターを決め、事前にどんなものが好きか、最近何に興味があるかをヒアリングした上で本や漫画などをプレゼントする。贈呈式は月末の朝礼で行い、プレゼンターはなぜその本を選んだか理由も添える。森さんの場合は、囲碁にハマっていた時期に、漫画「ヒカルの碁」をプレゼントしてもらったと言う。

「理由を添えることで、仕事上ではなかなか見えないその人の内面を見れ、親しみが湧くと好評です」

ささる本プレゼント

人気映画と絡めた企画

イベントのアイディアはいろいろなところから吸い上げる。例えば同社のECサイトでお客向けに行っている、「黄色のアイテムを購入すると抽選で映画『ラ・ラ・ランド』のチケットをプレゼントキャンペーン」。『ラ・ラ・ランド』はファッション性の高い映画として好評で、お洒落に敏感な同社のスタッフも注目する映画。そこでとある一日に「黄色の物を身につけるドレスコード」を設定。その後、映画をを見に行くというイベントを開催。

「今回はキャンペーンを企画した販促チームが、イベントを企画しました。いろんなところからアイディアが出やすいようにしています」

人気映画とタイアップ企画

会社概要
株式会社 waja(東京都港区)
2003年5月6日設立
従業員:45名(平均年齢33歳)※2016年9月時点。アルバイトスタッフ含む
海外バイヤーが現地で買付けたアイテムを販売する「WORLDROBE」、インポートブランド公式販売の「REASONアウトレット」、ファッションアイテムの寄付と買物で社会貢献できる「FASSION CHARITY PROJECT」及びこの3つが集まるマーケットモール型通販サイト「waja」を運営する。

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412号(2017/03/10発行)12面

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