SOUが海外進出へ!香港オークションを本格展開
2017年04月11日
ブランド買取専門店「なんぼや」等を運営するSOU(東京都港区)がオークション事業の海外展開に乗り出した。試験的に3月に香港で第1回大会を開催した結果、想定を大きく上回ったことから本格的に事業展開していく考えだ。
香港で初めてオークションを開催
SOUは、「スターバイヤーズオークション」の名称でブランド品等の古物市場を毎月開催。ブランド買取専門店「なんぼや」等で買取った自社の荷を中心に出品しており、1開催の出来高は10億円を超える国内でも屈指の規模だ。高値売却の出口として、海外でのオークション事業の開催を数年前から計画していた。
3月1日に試験的に第1回香港大会を開いたところ、想定を上回る結果となったことから本格的な海外進出を決めたという。オークションでは、約100社が参加、中国系バイヤーが6割、インド系が約3割を占めた。ジュエリー、ルースダイヤ、メレダイヤなど約800点が出品され、想定を160%上回り2億4000万円の出来高になったという。
「国内の自社オークションより利益率は高かった印象。国内オークションに参加頂いている海外バイヤーの方にも香港で開くならと参加して頂けました」(広報IR課岸藍子課長)
当面はダイヤ、ジュエリーに限定して開いていく。今後も多くのバイヤーが訪れるジュエリーの展示会の開催月に合わせてオークションを開催していく考え。今年は6月、9月の開催を予定している。
海外はオークション事業に限定した展開で、買取りや販売を行う店舗等を設ける予定はないと言う。
413号(2017/04/10発行)2面