サンセットコーポレイション、アリババで海外バイヤー開拓に成功

検索

サンセットコーポレイション、アリババで海外バイヤー開拓に成功

2017年06月14日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アリババドットコムで問合せ1300件

年商30億円強で中古メディアの「エンターキング」など22店を展開するサンセットコーポレイション(千葉県市川市)が、2月からアリババドットコムを使った海外バイヤーの開拓を始めた。国内店舗で売りにくい商品の販路として育てる考えだ。

アリババドットコム上に設けた、ゲームの商品紹介ページ

アリババドットコム上に設けた、ゲームの商品紹介ページ

アリババドットコムは世界中のバイヤーに向け、売り手企業が扱う商品の紹介ページを作れるネット上の展示会のようなサービス。サンセットはここにゲーム・古着・コミック・玩具等のページを設けた。問合せを集め、オーダー形式で商品を販売する。収益化は3年目以降に見込み、その頃には少なくとも月販100万円を目指すと言う。見積り・プライスリスト請求等の問合せは、2〜5月で合計約1300件あり、手応えを掴んでいると言う。

売買を通じ、継続的な取引を行えるバイヤーを探すのが大きな狙いだ。「良いバイヤーを4〜5人見つけ、月販100万〜500万円レベルにできれば」(楠木良樹室長)

引き合いが多い商品ジャンルはゲームで、特にPS4関連の中古品が問合わせの8〜9割を占める。これは同社が当初、問合せ数を稼げるよう人気商品をページに記載していたためだ。「今後は例えばPS3以前のゲームやジャンク品等を中心に載せ、これらを求めるバイヤーが集まるようにしたい」(楠木室長)。

アリババドットコムでバイヤーを集める中で、国別の商品需要のデータ取りも目指す。「ゆくゆくは、BtoCの越境ECを行う上で、どんな商品が有効か掴むことができれば」(楠木室長)

サンセットコーポレイション経営企画室 楠木良樹室長サンセットコーポレイション 経営企画室 楠木良樹室長

417号(2017/06/10発行)3面

Page top
閉じる