佐川急便×オークファン 余剰在庫キャッシュ化
2017年07月13日
返品廃棄22兆円を活用
佐川急便(京都府京都市)が、オークファンの子会社シナビズと提携し、企業の余剰在庫キャッシュ化に取り組んでいる。同社によると、日本には返品や余剰品など廃棄されている商品が年間約22兆円あると言う。これらの回収から買い取り、販売まで包括的に行う。
佐川急便とオークファングループのシナビズが返品・余剰品を流動化する「リバース・ロジスティクス」に注力。写真は共同作製した動画のキャプチャ
シナビズは、クローズドやエリア限定、CSR型ECサイトなど多様な販路を持っており、排出企業の「非公開販売することでブランド毀損を防ぎたい」「社会貢献活動に活用したい」などの多様なリクエストに応える。同社が運営する「リバリューBtoBモール」もそうした販路の内の一つ。リサイクルショップや個人事業主限定の会員制サイト。賞味期限切れ前食品や日用雑貨などを中心に常時1000点ほど出品されている。
419号(2017/07/10発行)4面