チェーン中古売上ランキング
直営もFCも含め、チェーン全体の中古売上高をランキングにまとめた。同一屋号で、どれだけリユース品を販売しているのかの指標になる。
ブックオフコーポレーションがチェーン中古売上高1069.7億円を売り上げて1位となった。同社はヤフーとの業務資本提携以来ネット販売を強化しているが、同時に実店舗の変革も進めている。
古本を中心としたブックオフ店舗の一部を、中型で商材幅を広げたブックオフプラス業態にリパッケージ。低価格古着の催事販売店舗「東京古着」、レディースアパレル専門店「LU(エルユー)」なども展開している。
2位は、ゲオホールディングス。同社はFC店を含めた全体売上高が不明のため、直営のみの売上を記載している。実際にはランキング表の892億円を上回るものと見られる。
3位を獲得したハードオフコーポレーションのチェーン全体売上高は525・1億円。同社は2020年までに1000店、2030年までに1500店を中長期計画として打ち出しており、それに向けて手堅い成長を続けている。
コメ兵は主戦場の中古ブランド市場が陰る中、5位に踏みとどまった。チェーン中古売上高は347.5億円。同社は新宿や梅田に新店舗を出したが、8店舗を閉鎖している。TVCMやSNSを使ったプロモーションに注力。フリマアプリのリリース計画を発表するなど変化に対応しようとしている。
168.7億円を売上げ8位にランクインしたアップガレージは、カーパーツが主軸だが商材幅を広げている。「アップガレージなんでも買取団」業態では、「箸からロケットまで買う」とうたっている。尚、トップ10企業を合計すると4144.2億円となる。
420号(2017/07/25発行)17面