古物市場データ
なんでも会
会 場 横浜市青葉区新石川3-35-1
開催日 第1〜4木曜日
※第3木曜は骨董中心
時 間 10:00〜終了まで
タイプ 道具系平場市
盆売りの様子。会主は工藤三男代表(中央)
「安物でもなんでも持って来てください」と語る工藤三男代表。道具系古物市場「なんでも会」(神奈川県横浜市)では小物雑貨や家具・家電、骨董など1回に1000点以上の商品が集まる。参加バイヤーは平均30人。出来高は100万〜150万円が中心で、最高で200万円を記録する日もある。
朝礼が終わると参加者全員で外に停めたトラックに集まる。100坪の会場に商品が入りきらないため、荷台から直接降ろしながらの〝出し振り〟がスタート。その後会場内に移り、家具・家電、小物雑貨と競りが進行し、昼休憩の直前には骨董品や古雑貨を競っていく。
トラック荷台からの出し振りで茶瓶を競っている様子
同市場の特徴はアットホームさ。今年から参加し始めたというバイヤーは「よそではピリピリした雰囲気の所もあるが、ここでは笑いが起きるくらい良い雰囲気。他の参加者からアドバイスも貰える。1回に小型家電や骨董など30〜40点を買っています」と話す。
最近では小物雑貨が約6割を占め、その中心落札価格は1000〜2000円。高級品ではなく、小物雑貨を安く多量に仕入れたいというバイヤーから好評を得ている市場だ。「小物雑貨であふれた中に〝レア物〟や高級品が隠れていることもある。その宝探し感覚が、人が集まる理由ではないか」と別の競り人は語る。
竹林の絵画などのレア物が会場を沸かす
427号(2017/11/10発行)9面