個人が空き時間に配達 ドライバー登録1600名
2018年03月22日
セルート
個人が空き時間を使って配達を行うプラットフォームアプリ「DIAq(ダイヤク)」 で、ドライバー登録数が1600名に 達した。提供するのは、バイク便 など緊急輸送事業を展開するセルート(東京都新宿区)。 同アプリは昨年8月にローンチ。
急な配達を依頼したい個人ユーザーとドライバーを繋げるマッチングアプリだ。マッチング実績は非公開だが、現在800名がユーザー登録し、1月以降のデータではマッチング率が83%で、マッチングまでの時間は中央値5分を記録している。
▲スマホ上の画面。 自分の現在地から、周辺のドライバーが車両のアイコンと共に表示される
同アプリ立ち上げの経緯に関し て、「近年ECサービスが増えて便利になる一方、モノを運ぶ担い手が減っている。当社の主力であるバイク便事業のリソースを生かして、その手足となれれば」と松崎晋也本部長は話す。
▲エージェントアイ事 業部 デリバリー東日本営業本部 本部長 松崎晋也氏
実際にスタートの段階では、同社のバイク便ドライバーがダイヤクのドライバーを担っていた。現在登録のドライバーの7割が男性だが、「予想以上に主婦の登録者も多い」(松崎本部長)と言う。
車両の3分の2が自転車、原付。その他に中型・大型二輪や軽四輪自動車など。費用は1㎞あたり1500円が平均で、手数料が費用の2割。東京23区が対象エリア。
リスクマネジメント
Q荷物に何かあったらどうする?
→損害保険ジャパン日本興亜がダイヤク専用に設計した運送業者貨物賠償責任保険に包括加入することで、もしもの 破損、交通事故、水漏れ、盗難に対応している
Qドライバーのマナーなどに問題はない?
→ドライバーは最初の仕事として、セルートから取引先へ、伝票(バイク便で使う)を配達する業務をやっている。後に取引先からヒアリングし、そのドライバーのマナーなどに問題がなかったかなどを15点満点で評価している
第435号(2018/03/10発行)9面