オークネット シンガポールで古物市 現地業者向けに時計等804点
2018年05月26日
オークネット
シンガポールで古物市 現地業者向けに時計等804点
オークション事業を行うオークネット(東京都港区)は5月9日、シンガポールで中古ブランド品事業者向けのオークションを開始した。
同地域では初めてとなる業者間に特化したB2Bオンライン・リアルタイムオークションで、シンガポールやマレーシアの中古ブランド品事業者が参加した。第1回は時計・貴金属、バッグなど804点が出品された。
品物の真贋、検査、品質評価等の情報流通の仕組みは、オークネットが日本国内の中古ブランド品流通で培ったノウハウを採用。一方、競りのピッチ等はローカルのニーズに合わせてカスタマイズし、地域の事業者が参加しやすいようにした。
運営は同社が昨年シンガポールの質店大手「マネーマックス・フィナンシャル・サービシズ」と設立した、合弁会社「SG e-Auction Pte.Ltd.」が行っている。
マネーマックスはシンガポールとマレーシアで質店とブランドリサイクル店を展開しており、シンガポール取引所に上場している。売上高は約78億円(2017年10月時点)。
オークネットは、ASEAN経済共同体で事業領域を広げることに積極的だ。その中で、金融や物流のハブとなっているシンガポールでオークションを開始した格好。
▲B2Bオンライン・リアルタイムオークション
第440号(2018/05/25発行)2面