道具系古物市の本所百貨市場、「新規歓迎」でイメージ刷新

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道具系古物市の本所百貨市場、「新規歓迎」でイメージ刷新

2018年07月15日

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本所百貨市場

「新規歓迎」でイメージ刷新
参加者の半数ネット系

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▲倉庫の外で行う競りの風景

道具系古物市の本所百貨市場はネット系業者の参加者を増やしている。

昨年10月に市場会場を埼玉八潮から茨城坂東へ移転。
同時に「新規歓迎の開放的な市場」(山田久行社長)に方針変更し、移転前は2割程だったネット系業者の構成を現在は5割程までに上げている。

坂東の会場は約100坪ある。東北や北関東の国内業者や、中国、タイ、フィリピンからの海外バイヤーなどから月3~4社ペースで新規会員を増やしている。

新規会員にはネット系が多く、「既存会員の中でも店舗販売を撤退しネット販売に移行した業者も多い」(山田社長)ことから、ネット業者の構成が約半数までに至った。

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▲山田久行社長

現在は月3回開催で1回の出品点数は400~500点。
家具、家電、雑貨、ホビー品、アウトドア用品、厨房機器、オフィス家具などを、中心落札価格5000~1万円程度で競る。

同市場ではネット系業者の増加を意識し、家電、厨房機器、オフィス家具といった大型商品の出品を減らしている一方で「ネットで売れやすい」(山田社長)小型商品などの雑貨類が3割、「特に海外バイヤーからの需要が根強い」(山田社長)家具類が5割程を占める。

「古物市は何かと古いしきたりが多い。当市場ではイメージを刷新し、紹介がなくても参加者を受け入れるなどしています」(山田社長)。

同市場は昭和4年創業の山久(東京都墨田区)が運営。
約60年前から開催する老舗の古物市。

第443号(2018/07/10発行)5面

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