買取マクサス 家具の海外輸出に着手
2018年08月27日
家具の海外輸出に着手
3カ国の開拓目指す
総合リユース事業を行うマクサス(東京都品川区)は4年以内に海外3カ国の輸出先を 確保する方針を明かした。家具や雑貨類を中心に、12月までに1カ国での輸出をスタートする考え。
ビデオチャットで買取り価格を決定後、出張買取を行う「SEL-LIVE(セルライブ)」の物量拡大が背景。チャットによる査定を同社が行い20社を超える提携業者に引き取りを委託する仕組みで、家庭やオフィスの大量処分案件の受注に成功している。
しかし「買取のニーズが高まっている家具に弱い」(関憲人CEO)ことから新たな商品出 口の選択肢に海外輸出を加える格好だ。輸出業者との提携を目指す中、現在は情報収集のフェーズと位置付ける。提携先が決まり次第、まずは月間40フィートコンテナ1本からスタートする見込み。輸出の本格化に備え、横浜港近くの倉庫確保も急ぐ。
設立6年目を迎え、6月期の売上高は前期比200%の5億円を達成している。関CEOは「4年後の上場を目標にしている。ここまでに海外の販路を確立させたい」と話す。10年後には海外の売上比率を50%までもっていくプランを描く。
▲関 憲人CEO
第446号(2018/08/25発行)2面