【市場主催者の横顔】新大阪道具市場 古野千里代表
2018年09月02日
市場主催者の横顔
古物市場を取り仕切る、市場主催者の意外な一面を紹介するこのコーナー。 第2回は新大阪道具市場の代表、古野千里さんです。
新大阪道具市場
古野千里代表
今年で19年目を迎える新大阪道具市場。新大阪駅から徒歩8分の場所にあり、駐車場を含む総面積は540坪。
競り場の広さは全部で400坪。月の出来高は約5400万円にのぼる。
「うちの市場の特徴は従業員がいて、売主さんは品物を下ろすだけでいいこと。荷物を運んだり、積んだりする作業は従業員が行うので、トラブルが起きにくい。また、業者間で何か問題が起きても、市場が中に入るので揉めることがありません」と代表の古野千里さん。
またジャンルごとに競りをするので、特定の商品が欲しい買主にとっては時間のロスが少なくてすむのも特徴だ。
座右の銘は
世の中すべて恩師なり
嘘と弱いものいじめが大嫌いと言う、九州男児の古野さん。
座右の銘は「有言実行」「継続は力なり」「世の中すべて恩師なり」だ。
「学ぶ気持ちがあれば、なんでも学べます。この市場の内装も、内装業者の作業を見て覚え、自分で拡張していきました。商品を上げ下ろしするリフトも私が作りました」と古野さん。
「できないことがあると、まず挑戦してみる。それが人間が成長する源だと思っています」。
そんな古野さんの趣味の1つが映画鑑賞だ。大阪のエキスポシティにある映画館には巨大スクリーンがあり、高解像度映像とリアルなサウンドで、臨場感たっぷりに映画を味わえる。
ここで上映される映画はほとんど観ているほどで、映画鑑賞がリフレッシュにつながっている。
私の趣味は
盆栽、旅行、映画鑑賞です
古野さんは盆栽も趣味。市場の中に自分が手を掛けた盆栽を飾っている。市場の外にも盆栽や鉢植えがいっぱい。可愛い置物も一緒
このほか旅行も趣味で、日本で行ったことのない県は山口県と埼玉県だけ
第446号(2018/08/25発行)17面