《東京山喜×アイデアスプラウト》着物帯を化粧品箱にリメイク
2018年09月30日
着物帯を化粧品箱にリメイク
A4サイズのポータブル型に
リユース着物店「たんす屋」を展開する東京山喜(東京都江戸川区)がデザイン開発を手掛けるアイデアスプラウト(京都府京都市)と提携し、着物帯を和装化粧品箱にリメイクする事業に乗り出した。8月に行った催事では既に7件を受注。現在は16の既存店で受注ができ、今後受注可能な店舗を増やしていく。
東京山喜の中村健一社長は、「着物リメイクと言えば、羽織から帯を作るなど、着物アイテムの中で格好を変える事例が多かった」と話す。今回立ち上げた化粧品箱リメイクにより、「もう着物を着ない」「親から譲り受けたが自分では着ない」という人に向けて、着物の新たな活用法の提示となる帯1本から化粧品箱を最大2点製作でき、1点あたり1万円(税別)で購入できる。
アイデアスプラウト はデザイン開発のベンチャー企業。「ケアバトラー」のブランド名で、鏡台とセットになったA4サイズのポー タブル型化粧品箱の開発・製作を昨年2月より行ってきた。累計550点の販売実績を上げる。
アイデアスプラウト 和装化粧品箱担当の李 佳倩プロジェクトリーダーは「着物帯を外装に大きくあしらい、取手に帯締を使うことでインパクトがあり、同じものが2つと無い魅力的な商品になった。内装も、赤は元気が出る、グレーは高級感があると好評」と話す。
第448号(2018/09/25発行)7面