コメ兵、中国・北京に海外1号店をオープン
2018年10月10日
・コメ兵の子会社が中国大手質屋「北京漢美嘉誠」と合弁会社設立
・北京で海外1号店「Lux Story北京坊店」をオープンさせた
・日本でコメ兵が培ったノウハウを生かし、ブランドリユースを手掛ける
中国・北京に海外1号店 現地仕入れ販売の自給自足モデル
コメ兵(愛知県名古屋市)の連結子会社「KOMEHYO HONG KONG LIMITED」は、中国の大手質屋「北京漢美嘉誠」との間で設立した合弁企業が運営する海外進出1号店を、中国・北京市に9月29日オープンした。名称は「Lux Story(ラックスストーリー)北京坊店」で、中古の宝石・貴金属、時計、ブランドバッグの販売および買取を行う。414㎡の店舗でエルメスやシャネルなど人気商品からノーブランド品まで約1000点を取り扱う。
特長は日本で培ってきた鑑定ノウハウや品質管理機能、接客スタイルなどを中国で展開することだ。また商品は中国現地で仕入れ、販売する自給自足 スタイルをとっている。中国ではモノを預けて換金する「質」が一般的である一方、モノの所有権を手放す「リユース」はあまり知られておらず、宝石・時計・バッグなどのブランド品に資産価値があるという認識があまり浸透していない。
今回の出店で同社のビジネスモデルを通し健全なブランドリユースを展開することにより、中国での中古品の価値向上や市場の拡大を目指す。コメ兵はこの出店を皮切りに。中国国内の上海など一級都市はもちろん、出店に向けた 協議を開始しているタイ・バンコクなどのアジア圏や北米等、エリアを問わず各国の可能性を見極めながらグローバル展開を進めていく考えだ。
第449号(2018/010/10発行)1面