《全国ダーツの旅☆茨城県》田舎で獲物釣り上げたカタログコレクター

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《全国ダーツの旅☆茨城県》田舎で獲物釣り上げたカタログコレクター

2018年11月09日

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リサイクル通信 全国ダーツの旅

~茨城県 編~

ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー

19-p2.jpg▲店は筑波サーキットの近くにある


田舎で獲物釣り上げた
カタログコレクター

ノスタルヂ屋(茨城県つくば市)は旧車のカタログ、雑誌のバックナンバー、ポストカードなどを扱う車専門の古書店だ。近くに筑波サーキットと観光道路の筑波パープルラインがあることから松浦正弘代表が約21年前にオープンした。

19-p1.jpg▲松浦正弘代表

数年前、30代半ばの男性が来店した。男性は毎年ゴールデンウィークに筑波サーキットで開催される大きなイベントに参加するため東京から来たのだが、お目当てのカタログは見つからなかった。すると友人から「この近くにいい店があるから、行ってみたら?」と勧められたのだという。


差し出された名刺の肩書には「カタログコレクター」と印字されていた。とはいえ、思ったより小さな店だったようで、その表情から落胆の色がありありと読み取れた。それでも、男性はせっかく足を運んだのだからと、店内のカタログを見始めた。そして暫くすると、突然「あったー!」という大きな声が店内に響き渡った。


長年探していた1950年代のメルセデスベンス300SCのカタログが見つかり、感動のあまり叫んでし まったのだという。「こんな田舎の古本屋に掘り出し物などあ るはずはないと侮っていたら、予想外の獲物があったと飛び上がって喜んでいました(笑)。それ以来、そのお客様は毎年5月のイベントがあるたびに、この店にも立ち寄って下さいます」(松浦代表)

第450号(2018/10/25発行)19面

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