《Sharing Economy》notteco「交通空白地帯埋めたい」
2018年11月17日
中・長距離ライドシェア
「交通空白地帯埋めたい」
日本国内で都市部を中心にサービス利用者4万5000人を擁する、中・長距離ライドシェアのnottecoの事業責任者沼尾弘樹氏は「シェアへ、自動車の環境が変わる」と語る。Uberなどの国外で主流の短距離型では運転手が収入を得る。
一方、国内法では白タク行為として利益を得る行為が禁止されている。そこで、中・長距離移動でかかる高速代やガソリン代といった"コスト"を同乗者で割ることで、運転者の負担を減らす。「nottecoには二つの時期がある」(沼尾氏)。
サービス自体の開始は2007年、2015年にはコンテンツビジネスなどを行うガイアックスの完全子会社となった。「今は投資の段階」と沼尾氏が話すように、nottecoは現在手数料を取らないため無収益。サービスのメリットとして沼尾氏は環境にやさしいほか、共通の行き先に向かう人との出会いにもつながる点をあげた。
第451号(2018/11/10発行)7面